アサシンクリード リベレーション プレイ雑記
「アサシンクリード エツィオコレクション」に収録されているエツィオ3部作の最終章となる「アサシンクリード リベレーション」をプレイしました。
「アサシン クリードⅡ」「アサシン クリード ブラザーフッド」と続いてきたエツィオ・アウディトーレの物語も今作でいよいよ完結です。なんだか淋しい。
アルタイルの書物庫を開ける5つの鍵の手がかりを求めて、コンスタンディンノープルへとやってきたエツィオ。
誰だか分かりませんでしたが、主人公のエツィオです。前作から数年しか経ってないはずなのにずいぶんと老けてしまった・・・。52歳になったエツィオはいまやアサシンの大導師となっていたのでした。
52歳といえどもまだまだ現役だと思っているのに、壁を登ってると「年なんだから無理すんなよ」とかいう街の人の声が聞こえてきたりしてシュンとなりました・・・。
今作の舞台はコンスタンティンノープル(現在トルコの都市イスタンブール)ですよ!街並みがとても美しい!
そして街の人々の衣装も色とりどりでとても美しいのです!
他にも世界遺産で有名なカッパドキアの地下都市を探索できてテンション上がりました。リアルで行きたいところですが!行けないので!せめてアサクリで!
舞台となるコンスタンティンノープルはオスマン帝国の占領下にあり、やがてエツィオはオスマン帝国のスルタン(皇帝)の地位を巡る苛烈な王位継承権争いに関わっていくことになります。
ゲームシステムは基本的に前作の「アサシン クリード ブラザーフッド」と同じで、弟子システムや街の再建システムなどあります。
しかし今作は店を再建する度にテンプル騎士団からの警戒度が上がるようになってしまったので、それが厄介でした。しかも警戒度を減らすための「張り紙」は無くなり、先触れに賄賂を渡すか、赤いマークが付いている役人を殺すかしなくてはならないという。ホントにどうしてこうなったのか・・・。
他に追加になった要素としては、「パラシュート」や「爆弾」や「フックブレード」などがあります。
「フックブレード」はロープに引っ掛けてすいーっと移動できるのです。
あと「タカの目」が進化して敵の巡回経路が見えるようになり、対象の人物を探しやすくなりました。
「爆弾」や「フックブレード」などの新アイテムはコンスタンティンノープルのアサシンギルドを取り仕切るユスフ・タジムさんから教えてもらいました。
エツィオが煙幕を持ち出そうとすると、「煙幕wwwそれ前世紀の使い方wwww今は陽動の時代だしwwww」と、草生やされたように見えたのは年寄りの被害妄想でしょうか。
ホントはユスフは草生やさないし明るいしイケメンだし有能だし、とても好きなキャラです。
これまで登場したアサシン仲間の中でもトップレベルに好きだ!
また、ストーリーを進行していくと、「アサシンクリード」のアルタイルのその後の人生を追い体験することができます。
今作のエツィオ
※ここからストーリーに関する重大なネタバレを含みますので、未プレイの方はご注意ください。
まず最初に52歳になったエツィオがいまだに独身だったことにまずびっくりしました。てっきりカテリーナさんあたりと結婚しているかと思っていたのに。
そんなエツィオですが、ついに!今作で!春がやってきました!
お相手はコンスタンティンノープルで書店を営んでいるソフィア・サルトルさんです!
アルタイルの書物庫の鍵探しに協力してもらううちに二人の仲は進展していきました。
ところがエツィオがテンプル騎士団が潜伏しているカッパドキアへ行っている間にソフィアが人質に取られてしまったのです。
急いでコンスタンティンノープルのソフィアの書店に駆けつけると、そこにソフィアの姿はなく、なんとユスフの亡骸が・・・。
カッパドキアへ発つ前にエツィオはソフィアのことをユスフに頼んでいたので、様子を見にソフィアの家を訪れたところをテンプル騎士団に襲われてしまったのでしょう。悲しすぎる・・・。好きなキャラだったのでとてもショックでした・・・。ユスフ、有能だと思っていたのにあっさり殺されてしまうとはどういうことか・・・。
その後、ソフィアを救出し、鍵を全て揃えたエツィオは、ソフィアと共にアルタイルの書物庫へと向かいました。
その書物庫の中央に、椅子に座ったまま眠りについたアルタイルの亡骸が。
アルタイルの亡骸とエツィオが向かい合うこのシーンは中々感慨深いものがありましたね。
書庫には「エデンの果実」が保管されていましたが、エツィオはそれを手にすることなく、武器を捨ててアサシンとしての人生に終止符を打ち、自分自身の人生をソフィアと共に歩いていくことを選びました。
そして姿は見えないデズモンドへのメッセージを伝えたところでエツィオの物語は終了です。
今作はエツィオだけでなく、苦悩に満ちた人生だったアルタイルがこの書庫の椅子に座るまでを追い体験できたことがとても良かったです。
ところで前作「アサシンクリード ブラザーフッド」はデズモンドがジュノーに操られてルーシーを刺すというショッキングなシーンで終わったわけですが、その後デズモンドは目覚めることなく、アニムスの作り出した空間の中で被検体16号のクレイさんと過ごしておりました。
クレイが「ルーシーのお葬式に間に合わなくなるぞ」と言っていたんですが、ルーシーは死んでしまったんでしょうか・・・。
アルタイルとエツィオの追憶を終えた後、ようやく意識が回復したデズモンド。「やるべきことは分かっている」と言っていましたが、何のことやら私にはさっぱりですよ・・・。何をやるべきなのかはきっと次作「アサシンクリードⅢ」で分かるのでしょうね。
アサシンクリード エンバース
「アサシンクリード エツィオコレクション」の最後に「アサシンクリード エンバース」という20分程のアニメーション作品が収録されていました。
この作品ではエツィオの晩年の暮らしぶりが描かれています。
アサシンを引退したエツィオはソフィアとの間に娘も生まれ、広大なぶどう農園で生計をたてながら3人で穏やかな生活を送っていました。
すっかりアサシンから引退してしまい、アルプスで暮らすハイジのおじいさんみたいになってましたよ。
そこへ中国のアサシン教団のシャオ・ユン登場。彼女は残虐な皇帝から同志を救うためエツィオに教えを請い、最初は拒んでいたエツィオもやがてアサシンの教えを説いていくのでした。人を文化を世界を愛すようにと。
シャオ・ユンとの別れ際に「万策尽きるまで開けるな」と言ってエツィオがシャオ・ユンに小箱を渡していたんですが、この中身が何だったのか謎のままでした。もしかしたら今後の作品で登場するかも?
愛する妻と娘の姿を見ながら、フィレンツェの街で息を引き取るエツィオ。穏やかな最期を迎えられて良かったのでないでしょうか。
これで3部作に渡って描かれたエツィオの物語は終わりです。
最後にアサシン教団に古くから伝わる掟「真実はなく、許されぬ事などない」について、「アサシンクリード リベレーション」でエツィオがソフィアに語っていたので載せておきます。この掟の言葉、好きなので!
「真実は無く」・・・社会の基盤は脆弱であり、我々は自分自身の文明を守り、育まなくてはならぬということ。
「許されぬ事など無い」・・・行動を決めるのはあくまでも自分であり、行動の先に待っていたのが栄光ではなく悲劇であっても、人はそれを受け入れて生きねばならぬということ。
これで「アサシンクリード エツィオコレクション」の記事は終わりです。
わずかでも読んでいただき、ありがとうございました。