AI:ソムニウム ファイル レビュー&クリア後感想
2019年7月にスパイク・チュンソフトより発売されたアドベンチャーゲーム「AI:ソムニウム ファイル」をプレイしました。
ストーリー
東京。11月のとある金曜日の夜。
降りしきる雨の中、ひとりの女性の遺体が発見された。
場所は廃墟と化した遊園地のメリーゴーランド…。
その遺体の顔には左目がなかった。
どうやら犯人にくり抜かれ、奪われたらしい。
一報を聞きつけ事件現場に訪れた刑事、伊達。
彼は遺体の顔に見覚えがあった。
なぜ、彼女が――
――これは、夢と現実を捜査し、失った記憶と因縁の殺人犯を追う、
ある刑事と相棒の物語。<公式サイトより>
左目がくりぬかれた遺体とか、殺され方が残酷なせいかR18指定になっております。
とはいえグロいの苦手な私でも、アニメ絵で緩和されているせいか、あまり気にならず最後までプレイできました。
それよりとにかくストーリーが面白く、事件の真相が気になって先を進めるのに夢中だったからというのもあります。
システム
事件に関する情報を集める「捜査パート」と重要参考人の夢の世界に侵入する「ソムニウムパート」があります。
「捜査パート」では各地で情報を集めるのですが、事件に関係ないものやキャラなどにもしつこくクリックしていると、面白いリアクションが返ってきたりするので色々クリックしてみることをおすすめします。
このゲームの一番の特徴である「ソムニウムパート」では伊達(主人公)の相棒であるアイボゥを操作して夢の世界で対象者の秘めた記憶を見つけることになります。
時間制限もあるので効率よく探していかないと時間切れになって失敗に終わってしまうのだけど、伊達とアイボゥの掛け合いが楽しくて、それを見たいためについ色々調べてしまう・・・。
まあ、失敗しても途中のポイントからやり直すことが出来るので大丈夫!
残り時間を1秒以上残してクリアするとキャラクターごとの「アルバム」が手に入るので、これを集めるためにやり直したりもしました。
そしてこの「ソムニウムパート」での行動の選択によってストーリーのルート分岐があります。
全てのルートの結末を見ると、散りばめられていた伏線がどんどん明らかになり事件の真相が判明するという!こういうシステムすごく好きなんですよ・・・!
キャラクター
登場人物も魅力的です。
・伊達 鍵
主人公。警視庁特殊捜査班「ABIS」に所属する警察官。イケメン。エロ本大好き。
・アイボゥ
高度なAIを搭載した義眼。正式名称は「AI-Ball」。伊達の左目に常駐しており、相棒として伊達を導いている。外見はぬいぐるみのような時と伊達の好みを反映したという女性の姿の時の2パターンある。
陰惨な猟奇殺人事件なのに楽しく操作できるのは全てこのアイボゥちゃんのおかげだと思う!
・左岸 イリス
「レムニスケイト」に所属するネットアイドル。「A-set」という名前で活動しており、ファンからは「あせとんちゃん」という愛称で親しまれている。ふとん、すいとん、あせとんちゃん!
この他にも個性的なキャラクターがまだまだ登場します。
トロコンまで頑張りましたが、総プレイ時間は26~8時間程でした
普段はトロコンとか全くしないのですが、このゲームのトロコンは比較的容易なのでやりました!
一番大変だったのはアルバム集めですが、フローチャートからやりたいソムニウムパートへすぐに飛べるので、そんなに時間はかからないと思います。
クリア後感想
とにかく伊達とアイボゥの掛け合いがひたすら楽しかったです。
ストーリーも先が気になるし笑えたり感動したりでとても面白かった。
伊達とみずきちゃんのコンビもすごく好きでした。
夢の世界で秘めた記憶を探すソムニウムパートは後半になるほど難易度が上がり、時間を考えながら進めなくてはならなくなりますが、それがまた緊張感があって楽しめました。
しかし少し不満に思ったところもあります。
選択によってストーリーが分岐するゲームは基本的に大好きなのですが、この作品の場合、主人公も事件も同じままで分岐するので、どのルートにいるのかフローチャートで振り返らないと、このルートでは〇〇は生きているんだっけ?など分からなくなることが度々ありました。
まあそれでも全てのルートを終え、散らばっていたジグソーパズルがぴたりと完成したときは「そういうことかーーっ」てなりましたが・・・!
ということで総評としてはかなり楽しめました!
またアイボゥに会いたいのでシリーズ化してほしい!
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