Detroit: Become Human(デトロイト)プレイ日記①
ソニー・インタラクティブエンタテインメントより2018年5月に発売されたアクションアドベンチャーゲーム、PS4「Detroit: Become Human(デトロイト ビカム ヒューマン」のプレイを始めました。
「ヘビーレイン 心の軋むとき」や「BEYOND: Two Souls」を開発したフランスのゲーム会社クアンティック・ドリームが手がけたということで、アクション的な操作方法はそれらと同じような感じです。
2038年のデトロイトを舞台に、3人のアンドロイド視点で繰り広げられるそれぞれの物語に引きこまれ、止め時が分からなくなります。まさに海外ドラマや映画をプレイしているような感覚。まだ前半までのプレイですがめちゃくちゃ面白いです!またしても神ゲーに出会ってしまった・・・!
ストーリーの分岐がとにかく多く、自分の選択によりストーリーが変化していきます。ジャンルは違いますが「428」や「街」が好きな人にはぜひともお勧めしたい!
感情を持ったアンドロイドは命かモノか・・・という深いテーマ。これについては色々考えさせられます。2038年というと20年後ですよ。現実にあと20年でこんな人間そっくりなアンドロイド達が街を闊歩し、生活に溶け込んでいる時代が訪れるのかどうかは疑問ですが、まあそう遠くない未来には有り得そうな世界です。
そんないつの日か訪れるかもしれないアンドロイド社会に、我々はどう向き合うべきなのかというのを考えさせられる作品です。
プレイ日記と言いながらも数日分のプレイをキャラクター別にまとめた雑感的ものになってしまいましたが、ここからはネタバレありの記事となりますのでご注意ください。
コナー
警察の捜査をサポートするために製造されたアンドロイド。
高い分析能力と洞察力でアンドロイド絡みの事件を捜査し、交渉人としても活躍します。
なんだかパッケージの顔とは印象が全然違うように見えます。
私はパッケージの顔のほうがイケメン顔で好きですけどね(どうでもいい
最初の事件は「変異体」となったアンドロイドのダニエルが所有者一家の父親を殺し、娘を人質にとって立て篭もっているというものでした。
「変異体」とはある事をきっかけに意思や感情を持つようになったアンドロイドのことです。
かつては仲の良かったダニエルと娘のエマでしたが、新しいアンドロイドに買い換えられることになり、ダニエルがショックで暴走してしまったようです。
そこへ交渉人として派遣されたのがコナーです。
現場の状況を捜査し、人質を抱えているダニエルと話します。
なんだかダニエルが可哀想に思えたので、穏便に解決しようと慎重に言葉を選んだり行動したつもりだったのですが、結局ダニエル死んでしまった・・・。なんてこったい。
分岐次第で様々な結末があり、その中に生存ルートがあるのかは謎ですが、ひと通りプレイが終わったら別のルートも埋めていきたい!
その後、コナーはハンク・アンダーソンという人間の警部補とタッグを組むことになりました。ハンクは過去に何かあったようでアンドロイドを毛嫌いし、酒浸りな日々を過ごしていましたが、捜査を共にするうちに徐々にコナーに打ち解けてきてくれた感じです。これもまた選択しだいなのですが、良い関係を築いていきたいものです。
カーラ
料理や掃除などの家事をこなす女性型アンドロイド。
父と娘の二人暮らしの家庭に買われましたが、店の人の話によると前のアンドロイドはひどい損傷状態だったとか・・・。父親は事故で壊れたと言っていましたが、もう不吉な予感しかしません。行きたくない・・・。
ところでこのお店ではアンドロイドが7999ドルで売られていましたよ。車と同じくらいのお値段でしょうか。
予想通り、その家の父親トッドはアンドロイドの普及により職を失い、家で酒浸りな日々。娘のアリスに怒鳴ったり暴力をふるったりしているようです。
トッドに限らず、この世界ではアンドロイドに仕事を奪われた人々が大勢おり、それらの人々はアンドロイドを憎んでいます。
IT化が進んだことにより仕事を無くす人が増えつつある現代にも関わる問題ですね。
まあとにかく前触れもなくトッドが突然キレ始めるのでこっちはビクビクなんですよ。
ある日、食事中にトッドがまたしてもキレて、2階へ逃げたアリスに暴力を振るおうとしました。トッドはカーラに動かないように命じていたのですが、カーラはアリスを救うために命令に背きます。この瞬間、カーラは感情と意思を持つ「変異体」へと変わったのです。
アリスを家から連れ去り、バスへ乗り込んだ2人の逃亡生活が始まりました。
雨の中、あるアンドロイドの家に匿ってもらっていたところを、コナーとハンクが捜査にやってきましたが、なんとか逃げのびました。ちなみにこの匿ってくれていたアンドロイドは、かつて所有者からひどい暴力を受けていたことがきっかけで「変異体」となり、その所有者を殺害したヤバいアンドロイドです。
一家に一人のアンドロイドが当たりまえとなった世界では、そのアンドロイドへの
接し方も千差万別のようですが、ひどい仕打ちを受けているアンドロイドを見るのは悲しいですね・・・。
マーカス
画家の老人カールの元で暮らし、お世話をしている男性型アンドロイド。
マーカスはカールのことを大切に思っているし、カールもまたマーカスを息子のように思っていることが感じられ、この二人は人とアンドロイドの理想的な関係であるように思いました。
それなのに!ああ、それなのに!!
カールの実の息子が度々、金をせびりにやってくるんです。
息子は自分よりもアンドロイドを可愛がっていることに嫉妬していたのかもしれません。
ある日、留守中に忍び込んでいた息子と口論になり、息子がマーカスを殴ってきました。そんな最中にカールは倒れ、死亡・・・。マーカスがカールの元へ駆け寄って嘆いていると警官達がやってきました。すると息子が「コイツが親父を殺したんだ!」なんて言うじゃないですか。ひどい。濡れ衣だ!
目が覚めるとそこはアンドロイド達の廃棄場でした。
棄てられた瀕死状態のアンドロイド達が必死に立ち上がろうとする姿は、見ていて辛いものがありますね。アンドロイドも生きたいのだなあと・・・。
廃棄場にいたアンドロイドから「ジェリコを探すんだ・・・!」という謎の言葉。
破損した部位を廃棄されているアンドロイドの部位と交換して修理しました。
そうして自由を手にしたマーカスは、ひとまず「ジェリコ」を探すことになるのでした。
とにかく没入感がすごく、よくぞこのようなゲームを作ってくださったという感謝しかない。
「ニーア・オートマタ」といい、アンドロイドの物語というのはどうしてこうも感情を激しく揺さぶってくるのだろう・・・。
とりあえず今回はここまでです。