新生「ゴッド・オブ・ウォー」 クリア後とクリア後感想
今回の記事もまたネタバレを大いに含むエンディングまでの記事とクリア後の感想となります。未プレイの方はご注意ください。
前回で母の遺灰を撒きに行く旅も終わり、あとはアトレウスと気ままな探索の旅を続けるだけとなりました。
今まで行けなかった世界に全て行けるようになったのでは!と思いきや、オーディンにより閉ざされているということで、行けるようになったのはニブルヘイムとムスペルヘイムの2ヶ所のみでした。ザンネン。
残りの世界もいつか行ってみたいものなんですが、これはDLCか次回作のどちらかで行けようになるんでしょうかね。
ニブルヘイム
ニブルヘイムを訪れるとシンドリがいてサイドクエストが発生しました。
ローグライクダンジョンで敵や罠や宝箱があり、毒でゲージがどんどん減っていくので、そのゲージが0になるまでに「霧のこだま」を集めて持ち帰らなくてはいけません。脱出に成功すれば集めた「霧のこだま」や素材が手に入りますが、失敗すれば何も手に入らないという・・・。これを何度も繰り返す作業になります。
おまけにあのヴァリュキュリアまでいます。ただでさえ強いのに、なんでこんな時間制限のあるフィールドで戦わなくてはならないのか!
宝箱の開錠・世界の裂け目・装備作成には膨大な「霧のこだま」が必要でして、それら全てに必要な数は7~8万個。私が1回で持って帰れた数は2000個程・・・。マゾい。
イーヴァルディの防具一式を作ったらだいぶ楽になってきて1回で4000個程集められるようになりましたが、とにかく戦闘が面倒臭い!
開けてない宝箱が残っていましたが、周回が辛すぎたのでサイドクエストをクリアしたところで終了!これだけはもう2度とやりたくない・・・。
ムスペルヘイム
お次はムスペルヘイムです。ここは毒で体力が減ったりすることもないので良かった。
巨大な剣が置かれていたので調べてみると、「ムスペルヘイムの試練」が始まりました。また戦闘だーー・・・!
NormalとHardの2つをクリアすると門が開いて先に進め、また次の試練が待っているというシステム。
敵を100体倒せとかいう試練にも息切れしながらこなしていましたが、試練5Hardの「攻撃を受けるな」という試練がものすごく大変でした・・・。崖の隅っこに盾を構えて立って、アトレウスの弓でひたすら攻撃し、相手が気絶したところを近づいて仕留める戦法でなんとかクリア。
その先にはまたしてもヴァルキュリアが待っており、その後は「スルトの隠し試練」に挑むために必要な鍵を手に入れるため、またしてもこれまでの試練を3ヶ所クリアしなくてはならないという。
戦闘につぐ戦闘でもうヘトヘトですよ。ニブルヘイムのこだま集めといいクリア後の要素は辛いものばかりだ!
とりあえずこれでヴァルキュリアを8体解放したので、ミズガルズに戻ってヴァルキュリア審議室へ向かいました。
置かれている椅子に解放したヴァリュキュリア達の仮面を置くと、世界の裂け目のようなものが現れ、そこから女王シグルーンが現れて戦闘に。
イージーモードなのにこれがまた強くて、10回近くやり直しましたが、「世界の護符」で敵の時間を遅らせ、武器を替えながらルーンアタックしまくるという戦法で何とか撃破!「ベルセルクの蘇生石」も使いました。
もう戦闘は疲れた・・・。お家へ帰ろう、そうしよう。
長い旅を終え、久しぶりの我が家で眠りにつくアトレウスとクレイトス。
すると数年後のシーンに突然変わり、家に何者かがやってきた!!
冒頭のバルドルの来訪を思い出しますが、今度はどうやらトールのようです!
そしてここでエンディングのスタッフロールが・・・。何なんだ!次回作の予告的な!?
スタッフロールが終ると、先程のトールの来訪はアトレウスが見たただの夢だったことが分かりましたが、きっとこれは予知夢なのでしょう!きっと続編あるんでしょう!あったらいいな!続編出たらもちろん買います!
ということでこれにて新生「ゴッド・オブ・ウォー」はクリアですので、クリア後の感想でもざっくりと。
・グラフィック ★★★★★
美しいです!!まるで映画のような迫力とクオリティに圧倒されます。こんなにもレベルの高い映像なのにロードがないという快適さ!
このような作品に出会うと、ゲームのグラフィックは一体どこまで進化し続けるのだろうかと考えさせられますが、個人的にはもうこれで十分すぎるくらいだと思いますよ!
・システム ★★★★★
斧や弓が戦うための武器というだけでなく、探索中の謎解きアイテムとしても必須であり、それを駆使して道を切り開くのが面白いです。ストーリーを進めるとその手段が増えていくので、単調にならず飽きませんでした。私が今作で一番好きだと思ったのが、この探索システムです。
そしてこのゲームの一番のセールスポイントと思われるロード画面のないワンカット映像がとにかく素晴らしい。
歩いたりしている間にローディングが行われているようですが、ストレスを感じることは全くありませんでした。
親子共闘の戦闘システムも新鮮でとても楽しめました。
・ストーリー ★★★★☆
北欧神話を舞台とした地で旅をしながら成長していく親子の絆の物語。揺れ動く繊細な感情の変化が伝わってきて、感慨深いものがありました。また、彼らを取り巻くドワーフ兄弟やバルドルとフレイヤの親子関係などにもそれぞれドラマがあり、とても良かったです。しかし感情を激しく揺さぶられるといった展開はなく、どこか物足りない感じがしました。前作をプレイしていたらまた違った印象なのかもしれません。
・キャラクター ★★★★★
それぞれ個性的でとても魅力的でした。敵でさえも!
クレイトスとアトレウスの不器用な親子関係を和ませるミーミルの存在も良かった。彼のおかげで一気に会話が明るくなりましたね。神話の知識を色々教えてくれるのがとても有り難かったです。
ちなみに私のお気に入りはドワーフ兄弟のシンドリです。出会った時から彼のキャラクターが好きでした!次回作にもこの兄弟は登場してほしいものです。
そして何と言ってもこのゲームの癒し的存在であるヨルムンガンドさまです。クリア後はその姿が見られなかったのですが、一体どこに・・・。
・ボリューム ★★★★☆
メインストーリーはそれほど長くないしサイドクエストの数も少なめです。しかし探索要素が豊富にあり、それらのコンプを目指すとボリュームはかなりあると思います。
ラスボスより強いヴァルキュリアを全て解放し、その後の女王戦までやるとなるとやはりそれなりに準備をしなくては勝てないので、ある程度のやり込みは必要になってくるでしょう。
探索が楽しかったので、私にしてはやり込んだほうなのですが、オーディンの鴉探しはほとんどやってなかったのでミズガルズは達成度91%。
いつまでもやっていたいと思えるとても素晴らしい作品でした。まさに神ゲー!いろんな意味で!
ラストの感じからして、続編があるのは間違いないと思うんですよ!何年後になるのか分かりませんが、その時がくるのが今から待ち遠しいです。
でも巨人の壁画に描かれていたあの不吉な画が気になる・・・。クレイトスは死んで欲しくないのですが・・・。世代交代とかは嫌ーっ!ずっと親子仲良く戦ってくれい!
ところでそのクレイトス達の一連の旅が描かれた壁画についてですが、以前ミーミルが「ヨルムンガンドはラグナロクでもうトールと戦っていて、その未来から飛ばされた」と話していたことを思い出し、あの壁画は予言ではなく過去の出来事が描かれたものなのではと思いました。まあそのあたりも次回作で判明するのでしょう!
このゲームをプレイして北欧神話への興味がとても高まりました。北欧神話に詳しかったら、また違う楽しみ方が出来たのかもしれませんね。
これで新生「ゴッド・オブ・ウォー」の記事は終わりです。一部でも読んでいただき、ありがとうございました。