オーディンスフィア レイヴスラシル 5
第5章 運命とともに
5番目の物語はイルリットの森に住む亡国バレンタインの姫ベルベットちゃんが主人公です。
まだ人間の姿のコルネリウスと森で甘い時間を過ごしておりました。
コルネリウスが去ると、ベルベットとコルネリウスの交際が気に入らない双子の兄イングヴェイがやってきて「諦めがつくようにあいつをカエルにでも変えてやろうか」とか言ってます。
実際後日、イングヴェイがコルネリウスに変身させたのはカエルではなくてプーカで、カエルに変身したのはイングヴェイ自身だったのですが、イングヴェイがどうしてカエルに変身しちゃったのかもこのベルベット編でわかるんでしょうか。
ベルベットとイングヴェイの母親はバレンタイン国の姫アリエルで父親はリングフォールドの王オーダインです。
イングヴェイは母親のことを恨んでいるらしく、その理由は死ぬ前に遺した母親の手記です。
「いずれ逃れられぬ呪いと死が2人に降りかかる」
という未来を予言する文から「母は自分たちの死を望んでいたのだ」とイングヴェイは言います。
それに対し、ベルベットは「その言葉通りに災いが起こるとは限らない」と答えます。
ベルベットは予言の答えを求めて母と同じく予知能力を持つ賢竜ハインデルに会いにいきます。
賢竜ハインデルは手記の予言についてはっきりとした答えはくれませんでしたが「思うように運命に抗うがよい」とベルベットに忠告しました。
ベルベットは賢竜ハインデルの言葉を受け、母の手記の予言に描かれた自分とイングヴェイの運命とコルドロンによる世界の終焉を阻むために、死の国やら妖精の森へとあちこち奔走します。
コルドロンを止めるためにティトレルの指輪を盗みに行くとそこでメルセデスと遭遇。容赦なく倒して指輪ゲット!
さっそくティトレルの指輪を持ってコルドロンを止めに向かいますと、途中で死の国から抜け出したバレンタイン王と遭遇してしまいました。
バレンタイン王はベルベットの祖父ですね。
バレンタイン王にとってベルベットはさぞかしかわいい孫なのだろうと思いきや、生前は舞を踊らせてたり、鞭で打ったりとずいぶんひどい扱いをしていたようです。
バレンタイン王を前に震えが止まらないかわいそうなベルベット・・・
「コルドロンを使って世界を清める」と言うバレンタイン王を勇気をふりしぼって拒否すると、バレンタイン王は「お前には後でたっぷりと鞭をくれてやる」と言い残して去って行きました。恐ろしい・・・
ともあれ無事にコルドロンを止めることに成功しました。
そしてティトレルの指輪を誰にも奪われないようにウィンターホルンの尾根に住む暴竜ワーグナーに指輪を託しました。
その後、魔王軍に囚われたベルベットは義妹のグウェンドリンに助けられました。
そのためにグウェンドリンが反逆罪で罰を受けることになってしまったことを聞いたベルベットは、古城へ向かいました。
古城に着くと、ちょうど眠るグウェンドリンが運ばれてきたところで、そこにはオーダイン王がいました。
ベルベットがオーダイン王に娘のグウェンドリンを想う気持ちはないのかと責めていると、そこへなぜかバレンタイン王が現れました。
そして今度はオーダイン王とバレンタイン王がベルベットの母アリエルに対する想いを互いにぶつけあいます。
バレンタイン王は娘のアリエルを溺愛してたが、そのアリエルがオーダイン王と愛し合ったのが気に入らず、自らの手でアリエルの首をしめて殺したということでしょうか。なんという父親・・・こうなると愛し合っていた女性をこんな父親に殺されたオーダイン王が気の毒です。
バレンタイン王はそれでもアリエルが自分のことを恨みはしていなかったと言い、隠し持っていた母の手記の続きを出しました。
その手記を見てベルベットは、母が自分とイングヴェイのことも恨んでおらず、愛していたのだということを知ります。
てっきりベルベットはグウェンドリンを助けに行ったのかと思っていたのですが、結局眠ったままのグウェンドリンはそのままで、「あなたの優しい心を向けるに値する者に出会えるよう今は祈るしかできない」と祈っただけで帰りましたよ。
まあグウェンドリンはオズワルドと出会えてラブラブになるんだからいいですけどね!
それよりそろそろプーカにされてしまった自分の恋人のことを案じてあげてほしいものです。
というわけでプーカの町に戻ったベルベットは、ここにきてようやく青い剣を持ったプーカが恋人であるコルネリウスであることを知り、その呪いをかけたのはイングウェイなのだろうと考えました。
慌ててコルネリウスに会いにタイタニアへ向かうベルベットでしたが、途中で三賢人に囚われてしまいます。
そこへ助けに現れたのが愛しのコルネリウスでした。
「あなたはコルネリウスさまなのでしょう」とベルベットは言いますが、コルネリウスはそれには答えず黙って去って行きました。
イングヴェイは魔王を倒すために死の国の女王に軍勢を貸してくれるように頼み、ベルベットに別れの挨拶をしに会いにきました。
その後、死の軍勢を率いて魔王オーダインのいる王宮へ向かったイングヴェイを止めるために追いかけるベルベット。
なんとか間に合ったものの、ベルベットの言葉を聞こうとしないイングヴェイ。
そこでイングヴェイから「バレンタインを吹き飛ばしたのは俺なんだ」という衝撃の告白を聞きます。
王子が自分の国を滅ぼしたという、しかもその理由が敵である父オーダインの危機を救うためとなんともせつない。
それなのにそのときオーダインは「よくやった反逆者」と言ってコルドロンへの執着しか見せなかったというから、そりゃイングヴェイの性格が歪んでひん曲がってしまっても仕方がありませんね・・・
でもイングヴェイはカエル姿のとき、メルセデスにだけはとても親切だったんですよね。
というわけで、イングヴェイはオーダイン王を倒すため、秘術ダーコーヴァを使って獣の姿になりました。
って、オーダイン王を倒すためなのになんでベルベットと戦っているのかっ!?
なぜ!わからぬ・・・
とりあえず混乱しながらも倒しましたが、その後人間の姿に戻ったイングヴェイが「変身が溶けちまった。術がまだ完全じゃなかったんだ」と言っていたので、術が完全じゃなかったために暴走してベルベットを襲ったんだなって思うことにしました。
そしてベルベットは祖父が隠し持っていた母の残した手記の続きイングヴェイに見せると、イングヴェイは「嘘だ・・」とつぶやきました。
そこへ魔王の兵隊たちが現れ、2人はもはやここまでかと覚悟をしていると、青い剣を持つプーカ姿のコルネリウスたちが魔法の扉から助けにきてくれました。
プーカの町で、瀕死の重傷を負ったクロイツ先生が、世界の終焉についての予言の自分の導き出した答えを告げました。
「終焉を生き残る人間は二人」
これから予言の通り、世界の終焉があるのでしょうか・・・
そして生き残る人間は2人であり、それは男女というと、なんとなくグウェンドリンとオズワルドなのかなって思ってしまうのですが、どうなるんでしょう・・・
あと、今回のベルベット編でイングヴェイがカエルになった理由とかわかるのかと思ってたのですが、結局わからなかったですね。ていうかカエル姿のイングヴェイが一度も出てこなかった・・・・
やはりカエル姿はベルベットには見られたくなかったのか!?