シェンムーⅠ&Ⅱ クリア後感想
2018年11月にセガ・エンタープライゼスより発売されたPS4「シェンムーⅠ&Ⅱ」をプレイしました。
1999年と2001年にドリームキャストで発売されたものをHDリメイクし、PS4に1本にまとめたアクションアドベンチャーゲームです。3Dオープンワールドの元祖ともいえる作品なのだそうですよ。
タイトルは知っていましたが、プレイするのは今回が初めてでした!
続編となる「シェンムーⅢ」が今年の8月に発売予定とのことで、その前にどんなものかプレイしてみたかったのです。
プレイ時間はⅠが15~20時間、Ⅱは35~40時間程でした。
シェンムーⅠ
まずは1作目から!
ストーリー
主人公は横須賀で生まれ育った青年、芭月涼。幼い頃から芭月流柔術の達人である父・巌に武術を習い、ややぶっきらぼうながら正義感あふれる青年に育てられた。
ある日涼が家に帰ると、見知らぬ男が父に“鏡”の在処を聞きだそうとしている場面に遭遇する。男の要求を拒んだ巌は、相当な武術の達人にもかかわらず殺されてしまう運命に……。
突然の父の死、鏡の謎、男は一体誰だったのか。
すべての謎を解き明かすため、涼は旅立つ。<公式サイトより>
こちらが主人公の芭月涼(はづき りょう)です。顔に絆創膏はわんぱくの証。
涼はリア充なので可愛いガールフレンドもいます。花屋の看板娘、原崎望ちゃんです。
すぐに無茶をする涼を心配してくれる優しい女の子です。
1986年の横須賀を舞台に、父を殺した謎の男の正体と行方を追う涼。
当時の街並みがとても細かくリアルに再現されており、ノスタルジックな雰囲気をたっぷり味わえます。
街を歩く女子高生のスカートは全員ロング!SUKEBAN!
絡んでくるチンピラみたいな不良が葉っぱを咥えている!!昔の漫画とかの不良はどうして葉っぱを咥えたがるのか!
スタジャン専門店!!なぜか青ばっかりなのは当時の流行でしょうか!
こんな感じでTHE昭和な世界を満喫出来るのは面白いです。
だがしかし!
ゲーム的には色々と不満満載でした!20年も前の作品なので仕方ない面はあるかと思いますが・・・。
一番の不満は時間待ちです!
目的の店の開店時間まで待たなくてはならないとかいうことが頻繁にあるんですが、時間をスキップすることが出来ないのです。
ゲーム内のゲーセンで遊んだり、修行をしたりなどやることは一応あるにはありますが、私はその間、ひたすら放置してマンガを読んだりスマホを見たりしながら時間待ちしてました・・・。
他にもQTEがシビアすぎて辛いとかいう不満なども・・・。
フォークリフトのアルバイトも、なぜか仕事開始前にレースをしなくてはならず、これが操作下手くそすぎて辛かったです・・・。毎回ビリですわ・・・。
このアルバイトの日々があまりにも辛かったので、途中で投げ出したくなりました。働きたくないでござる。
その後もバイクやバトル時の突然のQTEなどに泣かされながらなんとかクリアしましたが、正直このゲームがなんで高評価なのか私には全く分かりませんでした・・・。
ストーリーもたいして進展ないままでしたが、父を殺した男を追うために横須賀を旅立ち、香港へと向かったところで終わりです。
シェンムーⅡ
ストーリー
芭月涼は、父を殺害した謎の男が中国・香港に渡ったとの情報を入手する。
亡き父が隠し持っていたもう一つの鏡を手に、異国の地へと降り立つ涼。謎の男の手掛かりをつきとめるべく、海辺の街アバディーンをさまよい始める。
そんな彼だが、旅の前途も危うくなるような強烈な洗礼を浴びせられる。謎を解くカギとなる“鏡”を奪われてしまうのだ。
涼は“鏡”を取り戻すことができるのか?そして、謎の男は一体どこに?<公式サイトより>
Ⅰが期待はずれだったので、Ⅱも不満だらけだったら途中で止めようと思っておりました。
しかし!!
Ⅱは劇的に面白さが進化していました!やったー!!
香港楽しい!マップの数がⅠよりかなり増え、作り込みも細かいので散策だけでも楽しい!
目的地の場所が分からなくても、その辺にいる人に尋ねると、みんなすごく分かりやすく道を教えてくれてびっくりです。なんなら現地まで連れて行ってくれる人もいたりするんですよ!現地の人々とのこういうコミュニケーションってすごく素敵だと思いました。ホントに!
香港到着早々にガチャガチャにハマりまして。
ハマりすぎて旅費をガチャガチャで使い果たす始末。旅は始まったばかりなのに!しかしその直後、スリに財布を盗られてしまうイベントがあったので、結果的に使い果たして良かった・・・。
ガチャガチャはⅠにもありましたが、あまりやっていなかったのでした。こんなに楽しいならⅠでもやっておけばよかった!
そしてⅠでの最大の不満点であった時間待ちも、『待つ』というコマンドの登場により解消されました!時間を飛ばせるようになったの本当に助かりました・・・なぜⅠから作ってくれなかったのか!
アルバイトはⅡでもありましたが、これは強制ではなく、やりたくなったらやるという感じです。1回だけ店番のアルバイトをしてみましたが、あまり稼げなかったので、賭博をして稼ぎました。働きたくないでござる。
賭博にも色々種類がありますが、どれでも賭ける前にセーブして、負けたらロードし直すという感じでやれば問題なし!
個性的なキャラクター達もたくさん登場します!
香港に到着して間もない主人公の後を赤いバイクに乗ってストーカーしてくる金髪のジョイさんです。親切の押し売り状態に、なにか下心があるんじゃないかと戸惑いましたが、そういうこともなく、どうやら根っからの親切な女性のようです。
ストリートギャング「ヘヴンズ」のトップを務めるレン。中盤から主人公と行動を共にするようになりますが、なにもかも主人公に押し付けるくせに、しょっちゅういちゃもんつけてくるのが腹立たしい。何度もカチンとさせられましたよまったく!最後のほうでは力を貸してくれましたが。ジョイさんとは知り合いのようです。どういう関係なのか詳しく知りたい。Ⅲでも登場しそうな感じでした。
「ヘヴンズ」のメンバーで鍵開けが得意な少年ウォン。レンと違って大変頼りになる少年で何度も助けてもらいました。可愛いよウォン。
主人公に武術を教えてくれたり、ピンチなところを救ってくれる美しき老師紅秀瑛。
幼い頃に両親を殺され、兄はその復讐のために旅立ってしまったという、某ガ〇ダムのセイラさんみたいなことになってる女性。
その兄もⅢで登場するのでしょうか?どうなんでしょうか。
敵キャラでは、オカマ口調のユアンやそのボスである巨漢の斗牛、
首まで白塗りしている白虎さんなどなど個性派揃い!
そんな感じで「シェンムーⅡ」は大変面白かったです。ただQTEは相変わらずひどい!
フリーバトル後のQTEはやめて!判定もシビアだし!!押してるのにミスになっちゃってるし!!
ラスボス本当に何度やり直したことか・・・。
もしⅢでもあるのならばせめて「ジャッジアイズ」レベルのQTEでお願いしたい!
Ⅱのラストでようやくヒロインの莎花ちゃんと出会えたので、Ⅲでは莎花ちゃんとずっと行動を共にすることになるのではなかろうか!楽しみ!
ちなみにタイトルの「シェンムー」とは、この木のことでした。
とにかく「シェンムーⅡ」は面白いので、「シェンムーⅠ」で挫折した人もぜひⅡをやってみてほしいと思います!