ザンキゼロ クリア後感想
スパイク・チュンソフトより2018年7月5日に‘PS4とPSVITAで発売されたRPG「ザンキゼロ」をプレイしました。
「ダンガンロンパ」シリーズのスタッフが手がけたということで、興味があったので買ってみました。「ダンガンロンパ」シリーズ好きなのです。
ちなみに今作の「ザンキゼロ」は「ダンガンロンパ」とは全く違う完全新作ではありますが、度々登場する「エクステンドTV」という謎のTV番組のキャラクター達の会話のノリがモノクマに近い感じです。
冒頭から主人公の自殺シーンでびっくりなんですが。
目覚めるとそこは青空が広がる見知らぬ島「ガレキ島」。主人公以外にも7人の男女が似たような状況で集まっていました。
この島は何なのか、何故彼らはこの島で目覚めたのか、そして突然流れる「エクステンドTV」という番組。そんな謎の数々を探るため8人は島を探索します。
ちなみに主人公はステージごとに入れ替わるので、8人全員が主人公となります。
ゲームの難易度は拠点に戻ればいつでも変更可能で、最初は3段回ですがストーリー進めていくと5段階まで変更可能です。
難易度によって経験値やドロップアイテムも増減があるので、最初はⅡでプレイしていましたが、途中から面倒になってⅠに変更し、必要なドロップアイテムを手に入れたい時だけ難易度を上げたりしてみました。
ここからはクリア後のざっくりとした評価と感想です。
ストーリー ★★★☆☆
探索を進めていくうちにそれぞれが抱える過去が明らかにされていくのですが、これがかなり生々しくて重い内容です。これは不快に感じるプレイヤーもいるんじゃないかなと心配になるレベル。
しかしそこを含めて、「それからどうした!?」という感じで先のストーリーが気になり、探索が捗りました。
キャラクターにもう少し魅力を感じられたら良かったのですが、どうしても「ダンガンロンパ」の個性的なキャラクターと比較してしまい、今作のキャラクターは私には魅力不足に感じました。しかしながらサチカちゃんは天使。
システム ★★☆☆☆
ダンジョンの探索は「世界樹の迷宮」と似ていて、マップの探索率100%を目指したくなります。
トラップや謎解きのあるダンジョン探索は楽しいのですが、13日でキャラクターが寿命になって死んで転生を繰り返すシステムのせいでとても面倒臭いことになっています。
ダンジョンのフロアを上り下りするだけで日数が進み、老衰で死ぬときもあるというのがなんとも・・・。
しかも死んだらそのキャラクターの所持品がその場にぶちまけられ、生存キャラでそのアイテムを回収し、拠点に戻って転生した後に再び装備をしなおすという作業があまりにも面倒でした。
ストーリー的にアイテムを所持したままの転生が無理なのは分かりますが、なにか他に方法がなかったのかなあと思います。
戦闘システム ★★☆☆☆
戦闘は難易度Ⅰのせいもあり、ヒットアンドアウェイを基本に武器で殴るだけなので複雑さはないです。チャージ攻撃で部位破壊もできます。
所持品画面を開いていても敵が攻撃してくるのが忌々しい・・・。
せまい場所で挟み撃ちにされると死んでしまい、所持品がぶちまけられるのが本当に苦痛でした!
老衰やら戦死やらでしょっちゅう死にましたが、死因によってその耐性がつく「シガバネ」は今までにない斬新なシステムで良いと思いました。
やり込み度 ★★☆☆☆
難易度Ⅰでのプレイ時間は20~30時間程でした。
クリア後にやることというのは特にないので、やり込み要素というと全マップを100%にしたり、施設の拡張や装備・料理等の作成といったところでしょうか。
全体的に低評価となってしまいましたが、決してつまらなかったわけではなく、面倒臭いと思いながらも最後までプレイできたのはストーリーとダンジョン探索が面白かったからです。
寿命システムと死亡時の煩わしささえなければ良かったのにと思います。